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だから、おもしろい

レポートがあまりにも進まないのでブログ書きにきた駄目な人です。

今回は大学の講義の話。おもしろかったやつ。
「生物分類学概論」
です。

分類学っていうのはそのまま、この生き物はどういう性質を持っていて、どんな体のつくりをしていて、どんな仲間なのかを考える学問。
とある教授の言を借りれば

「生物学は分類にはじまり分類に終わる」と。

総合的な学問なわけです。
でもたとえば最近流行っている遺伝子だとかゲノムだとか、あとは花形の生態学だとかと比べると「地味」な学問で人気がないという話も聞いたことがあります。素敵なんだけどなー。
かくいう私も生態とか大好きなんですけどね!
でも分類するには生態もかかわってくるわけです。
高校の頃の生物の先生は「分類を極めると世界中からひっぱりだこ」って言ってたっけ。そうだよね。

何が面白かったか。
内容もそうだけど、今回は話し手のパワーに引き込まれました。
この授業は生物を大きくわけて、分類額は植物の先生・菌類の先生・動物の先生が数回ずつ交代する授業形式をとっているのですが

菌類のD先生!
ちょうすてき!
彼の頭には菌類への愛しか詰まっていませんでした。
ちょっと差別的なんだけど、一学期の10回の授業が「植物4回・菌類1回・動物4回・テスト1回」で構成されているので
たった一回の授業時間でどれだけ学生に菌類の面白さを伝えるかに全身全霊を傾けている先生の姿勢に感銘をうけました。
もーね、時間なくなるってわかってんのに余談入っちゃってね
あと10分ってところで重要なところをハイスピードでしゃべっちゃったりね
最終的に「むりだぁぁぁぁぁ!」ってね。
「あと5ふんだぁぁぁぁぁ!」って。先生が。断末魔のようにw
かわいい大人の男性だいすきなので(あ)一発で惚れました。←
やべーなー菌類。
ノーマーク過ぎて余白が大きかったせいか一気に魅了されてしまいました。
それと、菌が出て来る講義でのもやしもん引用率がハンパないです。
もう5回くらい出てきたきがする。いろんな授業で。
内容の話になると説明しきれないので楽しかったことだけ伝われば幸いです!笑


次は動物のM先生。
この方はもー、しゃべりが!おもしろいー!
面白い大人の男性も大好きなので以下略。(^ω^)にこにこ
語りで引き込めるのはやっぱり能力ですね。
いや、あのね、興味があっても、好きな分野でも、眠くなっちゃう授業とか講義ってあると思うのですよ・・・(植物がそれだった^^←)

かれもやっぱり脱線力のある方でした。
正しくは脱線してないんだけど、教えなきゃいけないこと<教えたいことっていう感じ。すてき!
こういう講義が好きなんだよなーと思えるままの講義でした。
彼は完全なヘッケル信者様で、そのヘッケルへの熱い尊敬の念を語ってくれて
なんかそれを聞いてたらホロリとしてしまいました。\感受性自重しろ!/
少し説明すると、ヘッケルというのは生物学者の名前で、「あんまり支持されてない」とされることの多い「反復説」という考え方を提唱した人なんです。
反復説っていうのはかなり大雑把な言い方をすると
「生物の発生(分裂を繰り返したりして大人になっていく過程)と生物の進化(単細胞~多細胞~もろもろ~脊椎動物~とかの過程)ってなんか似てない?」
っていう考え方なんですけれども。(先生に見られてたらかなり怒られそうな説明でスミマセヌ)
例外がいっぱいあるので「ちがうじゃん!」といわれてしまったわけです。
でもね、M先生に言わせれば
「そんなのあたりまえじゃん!」
と。例外なんて。
それよりもその事実を発見したこと、進化という大きな、誰もわかんないような長い時間の出来事が
生物の発生っていうそれよりもずっとずっと短いタームの中とリンクしてるんじゃないか?って考え出したことって
物凄く偉大なことじゃないか!
と。
わたしもそう思っていたので共感できました。

学問というのは不思議なもので
わたしもやっとうっすらと感じてきたのですが、
「本当に答えがない」んです。
教科書に載っているのは「ある学者のひとつの考え方」なわけで。
大体のことに反対意見があって
それはどちらも間違いじゃなくて。いや、間違っていることを証明できたら間違いかもしれないけれど。

教えられているのは「本当のこと」だと、高校生くらいまでは感じるけれどそうじゃない、
教えられているのは「正しいとされている一説」だということを
そんなことを、なんとなく理解しはじめました。

文系も理系もそんなもんなんじゃないかな。
結局は信じるか信じないか。
学問も宗教みたいなものかもしれない。


おもしろい!だから、おもしろい。
だれにもわからない。そして、だれにでもわかる。
ああ面白い。

・・・うーん、タイトル書いたときは生物ってやっぱりおもしれええという話を書こうと思っていたのに
どうしたもんかな
これじゃ勉強大好き人間みたいじゃんか

わたしにあるのは学力じゃありません全くもって。
知識も理解力も乏しいんだ
それでも好奇心だけはあるんだ。それだけ、それだけ。
それだけでモラトリアム。ああ
どうも学問たちとは片思いが多くて、
努力しないから両想いになれなくて、
努力しないくせにもどかしい。ああ
がんばってみなさいよ、じぶん、なんて言ってみたりする。


上記を読んでくださった方は勉強、嫌いですか?どうだろうか
私は好きです、わりと。いや、もしかしたら、もしかしなくても、とっても。



なんだかわけのわからない長文だなあ・・・毎度すみません。
まあいい、か。

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