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MUSICA 2016年2月号 Vol.106

昨日発売のMUSICA 2016年2月号 Vol.166 読みました。ちょっと感想。

藤原基央の単独インタビュー。聴き手はおなじみ鹿野淳。
「Butterflies」完成直後というタイミングで行われた年末取材(紅白2日前)とのこと。
まずは今年の曲作りのペースやタイミングの話、そして「Butterfly」「GO」のアレンジの話、そこから派生して最近多いシンセ色アレンジをどういうふうにとらえているのかという話、何故このタイミングで紅白出演することにしたのか?、20周年記念日の話・・・といった内容でした。

個人的にはここ数年のインタビューを読んでいて、鹿野さんとは
「なぜこんなに速いペースで曲作りができてるの?」という話題が多い(ていうか割とそればっか?)なあという印象ですが(でもそこが重要なんだろうね、ファンとしてはもっと色んな話題訊いて欲しいんだけど)、
今回はその話にも触れつつ、最近のアレンジに「シンセ多い」って言われることへの解答が(いままでもいろいろと返答はしていたけれど)これまでよりわかりやすくまとまった表現で出ているのではと感じました。

今回のアルバムはレビューとインタビューを読んだことをふんわりまとめると
1. スタッフが曲作りのスタジオを押さえる
2. 藤原はアイデアがあっても無くてもそのスタジオに入る
本人曰く(”「スケジュール入れるって、ひと言は訊いて欲しいなあ」みたいな感じで、ムダにスネたりはしてね(笑)”)
3. 朝から晩まで曲を作る
4. アレンジ(たぶんある程度曲数まとめてやったのかな?)
という流れで作成。
この作業をつづけて、発表したものと合わせて11曲溜まったのでまとめたのがアルバム、と。
あとで時系列まとめよう・・・。(最近バンプおたく意識が復活しつつある)

レビューで「これまでとくらべてアルバムとしてのまとまり感は少ない」と書かれていたけれど、
それってある意味やっぱりJupiterに近いんだろうなと。(私はあのアルバムを「まとまっているアルバム」と認識していないので)リリースタイミングが前作から1年11ヶ月ぶりということで、LIVING DEADからJupiterまでの期間とおんなじなんだってさ。いや、多分アレンジとか内容、曲の持っている雰囲気はかなりJupiterと違うだろうから、ね。私はJupiter大好きだけど、もう一度同じアルバムを作ってくれとは思わないですよ。もうJupiterがあるからいいんだよ。
・・・と書いてJupiter聴き始めたんだけどやっぱり良い・・・


COSMONAUTの時のように、お題を言ってもらって作るような作業は無いと。
(※誤解される表現だけど、お題があったからと言ってその通りに作ったわけでは無いということは
「シングル曲を」って言われて作ってみて出来上がったのが「分別奮闘記」だったというエピソードからも明確です。)

今回、印象的だった内容の要約をメモりつつ(抜粋ではなく私が解釈した言葉でメモっています)、
それを読んで私が考えたことを書きます。

・アルバム単位よりも曲単位で購入/聴かれることが増えてきた時代のなかで、アルバム単位で自分たちを表現することは長くても2~3年かもしれないと考えていること
→ あまり時代の流れに頓着の無いひとだと思っていたけれど、2~3年なんて具体的に考えているんだなと。伊達に20年音楽業界で走っているわけじゃないですもんね。

・ギターやその音色が好きなこと、それを自分たちの表現に使うこととは別、という話。
→ ”「ギターロックバンド・BUMP OF CHICKENです」って名乗ったことはおそらくないと思うんです”という発言からも分かるけど、rayみたいなキラキラしたアレンジにするのは「曲に合う姿を追い求めて(これを彼らは「曲が求めて」と表現するけど)」いるのであって、もちろんこれまでのようなギターサウンドが嫌いになったわけではないんだよ、大好きだけど、それをそのまま「今」使うか否か、それはまた別のお話なんだよ、ってことですよね。
それにしても一度でいいからアレンジ前、藤原の弾き語り状態の曲って聴いてみたいなあ・・・。
ボーカルにオートチューン的エフェクトを掛けたら(コロニーの話ね)「そういうのかけないで欲しい」って意見を(ファンから)もらったけど、リヴァーブやディレイや、君のすきなオーヴァードライブをかけてるのと一緒だよ、いろんな表現のひとつだよ、と。
聴こえ方の印象で、全く違うことをしていると思われがちだけれども、考え方は一緒なんですよね。

この話をしているあたりで藤原が紡ぐ言葉は鹿っぺのいうところの「音楽の反射神経がいい」状態の時にでてくるワードだなと思いました。インタビュー用の表現を探してるっていうよりも、音楽を作ってる現場で使ってる言葉がそのままの濃度に近い(インタビュー用に比べたら近い)状態で使われているような気がしました。

「これをBUMP OF CHICKENでやっていいのか?」ということを思わなくも無かった、っていうのは、事実だけれど、それでもやっぱりやりたいようにやっている彼らを改めて偉いと思います。多分いま、とても健全な状態なんだとおもう。


・紅白出場について
紅白や、他のTV出演・ライブ中継などを含めて新しい取り組みをしているのは
「自分たちが評価されることへの恐怖心・臆病な心」によって「”曲が” もっと多くの人の耳に届くチャンスを失ってしまう」という事実が嫌だけど、でも怖い、そういうせめぎ合いが限界にきたから。
→なるほど、やっとしっくりくる表現に(私が)まとめられるようになったなというかんじ。
 まあバンド名の通りですよね。(笑) だいすきだー
 根暗な人って好きです。共感できるから。
 でも、こんなに売れてるバンドになっても色んなことが怖くて、でもやっぱそうも言ってられないんだよな、っていう方向に持ってこれたのは大きいと思います。

正直わたしは、バンプオブチキンのセールスだったら今までと同じくらいの露出でも食うのに困るような事態には陥らないのではと呑気に考えていた(というか今も。TVに出てほしくない訳じゃなくてむしろ大歓迎派なんだけど)。スタッフの危機管理能力で「そうは行ってもCDの売り上げに期待できない時代にむけて、もっと外に」という方針が打ち出されたのか、やっぱりそこはメンバー主導で「いや現状に甘んじてじゃだめだ、もっといろいろ勇気をもって出ていくことで、より多くのリスナーを獲得しなきゃ、聴いてもらわなきゃ」って思ったのかは解りませんが、
何にせよ、頑張ってるなー、あぐらかいてないな、って感じは好感が持てるというか。
今後も彼らの活動に注目したいと思わせ続けてくれる存在。ありがとう。


・20周年について
ヤマハのティーンズロックフェスの最初のステージに立った日が1996年2月11日とのこと。厳密には結成日じゃないね。前にチャマのツイッターで、その時の大会で勝ち進んだ証の賞状がUPされてたもんね。この2月11日というのはファンの間では結構前から知られていました。2月11日に手ブロが騒がしかったのを覚えてます。
ティーンズロックフェスの話、そこで門田と初めて会ったんだよな、なんて言葉が藤原の発言として読めると思っていなかったので(たった数文字だけど)うれしいっす。

ちなみに
船橋の楽器屋さん(1996/2/11):DANNYを演奏

勝ち進む

千葉パルコの催事場

日本青年館(関東大会。上位2組くらいまでが全国へいけるがバンプは惜しくも奨励賞)
・賞品:YAMAHAの小さいアンプ(電池式)

※DANNYは高1の夏に作曲、ガラスのブルースはその秋に作曲

こういう話はまた後ほど話しましょうとのこと。
頼むよ鹿野さん、いろいろ掘り下げてください(笑)

ここ数年、メンバーもわりと昔言ってたことを忘れたりしてますよね。年ですね(笑)
インタビュー記事は大事にしようと思います。


だらだら書き過ぎました。
藤原基央のインタビューを読むのは好きです。新曲どんなんかなー。
以上MUSICAを読んだよっていうメモでした。



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